私達の沖縄県人会兵庫県本部は戦後、兵庫県内阪神間を中心に結成され昭和28年には　兵庫沖縄協会として法人格を与えられ、2019年現在で74年の歴史ある県人会です。

　会員制をとっておりまして現在1500世帯5000人を対象としております。目的としましては沖縄出身者とその子弟沖縄県外に移居住する方々の援護と生活の指導を行うとともに沖縄県の振興に寄与することを目的としておりその目的を達成する為に以下の公益事業を行っております。

　1．沖縄県出身者及びその子弟の援護及び生活の指導等
　2．沖縄の文化、芸能の普及及び生活の指導等
　3．沖縄問題の調査研究
　4．高齢者の福祉の増進を計る
　5．児童又は青少年の健全な育成
　6．男女共同参画社会の形成
　7．人種、性別その他の事由による不当な差別、偏見の防止及び根絶
　8．地域社会の健全な発展を目的とする事業

　以上、8項目の具体的な事業としまして、入院療養者に見舞金を贈り又亡くなられた方に弔慰金を贈ります。そして高年者への長寿祝い金の贈呈、敬老会の開催、児童、青少年の健全育成の為入学、卒業者に記念品を贈り、兵庫、沖縄友愛キャンプに代表を送っている。沖縄問題の広報、調査活動として毎月1回機関紙「榕樹」を発行している。

　女性の社会参加と教養の向上を計るための施設見学、教養講座、交流会を開催している。
　その他地域対策として広く地域市民の活動に協賛している、そして沖縄に対する差別偏見として今でも沖縄は英語でしゃべっているのかと云う人がいる事、そして沖縄方言が日本本土の地方の方言と別の言葉としてとらえられておられる（実際沖縄方言は日本の古典的な言葉が残っている）方々が多いと云う事その他、沖縄の文化習慣に対する偏見を取り除くためにも我々県人会の果たす役割は重大だと思います。我々県人会の目的を達成する為に活動に協賛される方々の益々の御協力、御支援をお願い申し上げます。

沖縄県人会兵庫県本部
会長　具志堅　和男